メラミン進行ならトラネキサム酸の服用
はじめはメラニン進行の有無
シミの原因はなんであれ、メラニン増加中なら、メラノサイトの沈静化を待つか、それを抑えるトラネキサム酸の服用をおススメしています。まずは炎症を抑え、シミ増加原因を解決していただきます。トラネキサム酸は処方箋が必要ですが、LINE公式のオンライン処方から美容内科ドクターが最安値で処方できますので安心してください。
オンライン処方 https://lin.ee/DM7RyW9Q
固定したシミには高度な美肌フォト
ある程度固定した状態なら美肌フォト。IPL(部分照射)とSHR(全体照射)でダウンタイムの少ない強さで、安全に複数回照射していきます。内服と同時進行できるケースもあります。
シミには複数の種類があり、治療方法や対策方法が異なります。正しい改善のためには種類の特定が必要です。そこで代表的なシミの種類と対策をまとめました。
シミの種類と見分け方
シミの原因は様々。一番多いのは紫外線による影響。次に、ニキビ跡、傷、加齢、ホルモンバランス、と続きます。原因や年齢によってシミの種類は変わってきます。大きくは6つ種類があり、それぞれケアの方法が違うため見分ける必要があります。
老人性色素斑(ろうはん)
特徴：円形で茶色っぽい・徐々に濃くなる傾向
年代：30代・40代・50代
原因：紫外線・加齢
ケア：光フェイシャル
老人性色素斑は紫外線ダメージの蓄積や加齢によってできる茶色～黒色で円形のシミです。境界線がはっきりしているのが特徴で、顔や手、腕などできる範囲に規則性はなく、大きさも数ミリ～数センチとまちまち。名前のとおり、年齢を重ねるごとに目立ってくるシミではありますが、紫外線をよく浴びる環境に身を置く人なら10代でも見られます。加齢は止めることができませんが、紫外線ダメージの蓄積は対策を行っていれば防げるので、これ以上、紫外線ダメージを蓄積させないためにも、今からでも紫外線対策を行うようにしましょう。おすすめの治療法はレーザー治療・フォトフェイシャル治療です。そのほか、外用薬や内服薬による改善効果も見込めます。また、セルフケアでも薄くできる可能性が高いシミですが、トレチノインやハイドロキノン、グリセナジーMK（オゾン化グリセリン）といった「シミ改善が期待できる成分」が入っている化粧品でないと効果は期待できないので、化粧品選びの際は成分表に注目してみましょう。
炎症後色素沈着
特徴：色ムラがある・輪郭がぼやけている
年代：全年代
原因：傷跡・やけど跡・ニキビ跡・かぶれ跡
ケア：美肌フォト
炎症後色素沈着とはケガや虫刺され、ニキビ跡などによる炎症後に肌のターンオーバーが乱れ、メラニン色素が上手く排出されないことによって色素が沈着してできるシミです。色ムラがあり、輪郭がぼやけているのが特徴。ケガや虫刺されなどは年代問わず関係してくるので、炎症後色素沈着は全年代、誰にでも起こりえます。炎症後色素沈着クレンジングや洗顔時の摩擦によってできることもあるので、スキンケアをはじめ、いかなる時でも肌を強くこすらないように注意が必要です。効果的な治療法として美肌フォト(フォトフェイシャル)が挙げられます。老人性色素斑と同様に、トレチノインやハイドロキノン、グリセナジーMKが配合された化粧品を使用することでも改善する可能性があります。
肝斑(かんぱん)
特徴：頬や口周り、おでこなど左右対称・薄茶色から茶褐色・輪郭がぼやけている
年代：30代・40代
原因：紫外線・女性ホルモンの乱れ・摩擦
ケア：皮膚科にてトラネキサム酸の内服
肝斑とは頬骨や額などに左右対称に現れるシミです。比較的大きめのシミが広範囲にわたってでき、ホルモンバランスや季節によって濃くなったり薄くなったり色調が変化するのが特徴です。目瞼にできることはありません。原因は判明していませんが、30～40代に多く見られることから女性ホルモンの乱れが大きく関係していると言われています。よって予防には、ホルモンバランスを整えることを心がける必要があります。また、紫外線で悪化するためUVケアも欠かせません。治療法としては外用薬、内服薬の服用、ケミカルピーリングが有効です。
そばかす・雀卵斑(じゃくらんはん)
原因：小さな斑点のようなシミ・散らばっている・夏は色が濃く冬は薄い
年代：幼少期から思春期
原因：遺伝・紫外線
ケア：美肌フォト
そばかすは幼少期から思春期にかけてよく見られるシミです。そばかすができる主な原因は遺伝と言われており、成長するごとに薄くなっていく傾向があります。鼻や頬をはじめ、腕などの身体にも発生します。特に色白の人にできやすいシミだと言われています。紫外線により悪化します。遺伝的要素ため予防したり薄くしたりすることが難しいです。美肌フォトが最適のケアとなります。セルフケアでは改善が望めないシミです。
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
特徴：灰色や青みを帯びた褐色・米粒大
年代：20代
原因：不明
ケア：皮膚科にてQスイッチアレキサンドライトレーザー・ルビーレーザーが保険適応
ADMは20歳頃から見られることが多く、他のシミと異なり肌の深い部分にできることからアザに分類されることもあります。額や頬に好発し、灰色～青みを帯びた褐色で、米粒大ほどの大きさのシミが頬の辺りに左右対称に現れます。発生原因がわかっていないためなりやすい特徴も不明で予防法も確立されていません。また、治療においてもレーザー治療以外の方法はありません。
脂漏性角化症
特徴：黒褐色・イボのような形状・ほくろより硬くボコボコしている
年代：40代・50代・60代
原因：紫外線・加齢
ケア：厚み0.5mmまでは美肌フォト・厚いものは皮膚科CO2レーザー
脂漏性角化症は老人性色素斑を長期間放置したことでできるイボのようなシミです。「老人性イボ」とも呼ばれ、肌色や黒色で大きさはバラバラです。シミ辺りにわずかな盛り上がりがあり見分けがつきやすいです。基本は良性なため治療の必要はありませんが、異変を感じた場合は皮膚科に相談してください。厚みがないものであればダウンタイムの少ない美肌フォト(IPL430)が良いでしょう。厚みが0.5mm以上あるものは医療機関で液体窒素やCO2レーザーの治療を受けることをおすすめします。
対策とケア
スキンケアで改善できるシミは老人性色素斑と炎症後色素沈着です。他のシミはスキンケアでの改善は見込めません。医療レーザーは回数が少ないのですが、値段も高く、かさぶたになるダウンタイムがあり、施術後のケアも手間がかかります。最近のフォトフェイシャルやLEDフェイシャルは、回数は多くなりますが、トータルしても圧倒的に安く、2週間毎に施術できるため期間は医療と変わりません。さらに、フォトフェイシャルやケミカルピーリングはシミ以外の美容効果が期待できるメリットがあります。
光フェイシャル 3ヶ月 5,000～20,000円/回 4～5ヶ月
フォトフェイシャルとはIPL（インテンス・パルス・ライト）と呼ばれる光を照射して、メラニン色素にダメージを与え、浮き上がらせて排出を促す治療法です。フォトフェイシャルでは次のシミへの改善効果が期待できます。
- 老人性色素斑
- 炎症後色素沈着
- そばかす
複数の波長を持つIPLは、シミ以外にも肌の色ムラや毛穴の目立ちといった肌トラブルにもアプローチ可能。シミ以外の肌トラブルを改善したい人におすすめです。
レーザー治療 5,000～20,000円/回 3ヶ月
レーザー治療とはレーザー光線をシミに当てて、メラニンを破壊する治療法です。レーザー治療により改善効果が期待できるシミの種類は次のとおりです。
- 老人性色素斑
- 炎症後色素沈着
- そばかす
- 後天性真皮メラノサイトーシス（ADM）
照射範囲が狭いので、スポットでシミを消したい人に特におすすめです。短期間で効果を実感しやすい一方、肌に合わない場合は逆にシミを濃くするおそれがあるので注意が必要です。
ピーリング 5,000～7,000円/回 6ヶ月
ケミカルピーリングでは薬剤を使用し、古い角質を除去することで肌のターンオーバーを促すことでシミの排出をサポート。下記のようなシミへの効果的なアプローチが可能です。
- 炎症後色素沈着
- 肝斑
薬剤は顔全体に塗布するため、シミだけでなくニキビやシワ、くすみなどの改善にも効果が期待できます。そのため、肌代謝を促し、本来の美しさを取り戻したい人におすすめです。ただし、酸性の薬剤を使用して肌の古い角質を溶かすため、肌質や治療を受ける日のコンディションによっては、治療により痛みやかゆみ、炎症などを発症するおそれがあります。
内服薬 外用薬 1,000～20,000円 長期
飲み薬や軟膏、クリームを用いて治療する内服薬・外用薬では、次のシミへのアプローチが可能です。
- 老人性色素斑
- 炎症後色素沈着
- 肝斑
- そばかす
内服薬の代表例として、トラネキサム酸、シナール、ハイチオール、ユベラなどがあります。外用薬ではハイドロキノンやレチノイン酸(トレチノイン)を用いるのが一般的です。いずれも医療機関を受診したのち、オンラインや薬局で処方してもらえます。費用は数千円から20,000円程度。効果を実感するまでは3ヶ月以上の継続が必要ですが、自分のペースでシミ治療を行いたい人におすすめです。
スキンケア 1,000～15,000円 長期
化粧品、医薬部外品、医薬品といったスキンケア商品で改善が見込めるシミは老人性色素斑と炎症後色素沈着のみです。
- 化粧品：1,000円～10,000円 3ヶ月〜
- 医薬部外品：1,500円～15,000円 1ヶ月〜
- 医薬品：1ヶ月～2,000円～10,000円 1ヶ月〜
シミがメインの悩みではない人改善よりも予防を重視したい人化粧品や医薬部外品では改善できないシミを持つ人メリット費用がやすい長期的にシミのできにくい肌を期待できる化粧品よりも改善を期待できるデメリット多くの場合、効果は期待できない化粧品よりも若干高い定期的に通院する必要があります。化粧品のメイン機能は保湿です。そのメイン機能に附随してターンオーバーの正常化を促す成分が配合されていることがありますが、多くの場合は効果が期待できません。美白有効成分が配合されている医薬部外品に関しては、シミ予防効果が認められていますが、劇的な効果は期待できないので、治療は長期戦になります。
よくある質問
顔のシミは消える？
シミを完全に消すことは難しいですが、光フェイシャルでほぼ目立たなくすることは可能です。同時に、新たなシミを作らないように予防も行わなければシミはなくなりません。
取れないシミの種類は？
基本的には美容ケアを受ければシミを改善することが可能です。ただし、治療を受けている間に新たなシミの原因を作ってしまうと、次々とシミができるため、なかなか取れない状況になります。
目の下のシミの種類は？
目の下にできるシミの種類として考えられるのは、老人性色素斑、肝斑、炎症後色素沈着、そばかす、があります。そのほか、シミと同じような症状で「茶クマ」が原因の場合もあります。
シミとそばかすの見分け方は？
そばかすは小さな斑点のようなシミが散らばり、夏は濃く、冬は薄くなることが知られています。主な原因は遺伝とかんがられており、幼少期から思春期にかけて見られます。他のシミは一つがそばかすよりも大きく10代から高齢者まで幅広い年代で確認されます。そばかすはほぼ「シミの一種」としてケアを行います。
